アメリカのお墓は、基本的には故人が一人だけでお墓に入る個人墓です。日本のように、先祖代々が同じ一つのお墓に入る家族墓ではありません。キリスト教では土葬埋葬が基本ですから、スペースを要する土葬も問題なく行われてきました。しかし、最近になって、火葬が増加しているのと同時に散骨も増えてきています。日本とは火葬のやり方が異なります。日本の火葬ではお骨拾いのために敢えて燃焼温度を低く設定し、ご遺骨の形が残るようにして骨上げをするのが一般的ですが、海外の火葬は超高温で火葬し灰状にしてしまいます。ですから、遺骨を細かく粉骨する必要がありません。その分だけ、散骨がとてもポピュラーなものになっています。
アメリカでは、合衆国としての法律や連邦法で散骨を規制するものはありませんが、州ごとの法律で散骨について取り決めがなされています。多くの州では、他人に迷惑をかけない程度のものであれば、常識の範囲内で自由に散骨できるというのが実情です。日本人もハワイ沖で海洋散骨することができます。ハワイ州でも、特別な許可証などの申請は必要ありません。
【葉山の谷戸へ山林散骨】
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