葬儀社を一切使わずに、自分で家族の遺体を火葬場に持ち込む時の方法をご案内します。わざわざ葬儀社に高いお金を支払う必要はありません。セルフDIYですべて行うことができます。故人は、遺族が無駄な出費を強いられることを決して望んでいません。病院から遺体を運ぶことは自分で行うことができます。その後、火葬場まで自分で遺体を運ぶこともできます。葬儀は心から故人に気持ちを伝えることです。大きな葬式を行う必要はありません。相手の気持ちも大切に・・・
故人とつながりのあった人にまず連絡をします。親戚や友人などに電話で連絡するのがいいでしょう。「すぐに連絡をくれなかった」とクレームになることがありますから、メールで連絡するよりも、タイムリーに情報伝達できる電話が有効です。複数の親戚に連絡をする場合も、なるべく全員に直接電話連絡するほうがいいでしょう。誰かが気を利かして「連絡を代行してくれる」と言ってくれる場合があるかもしれませんが、「大事なことだから、直接連絡します。ありがとうございます。」と断るのがいいでしょう。連絡を誰かに任せると、すぐに情報が伝わらなかったり、「そんな大事なことを何故・・・
銀行が故人の死亡を知ると自動的に故人の銀行口座は凍結されます。親族や相続人に事前連絡が入ることはありません。口座に残された預貯金は、相続財産として相続人に引き継がれることになりますが、トラブルを避けるため、銀行は口座の一時凍結をします。凍結後は一切お金の出し入れができなくなってしまいます。葬儀費用の引きだしもできなくなります。生活費の引き出しもできなくなります。公共料金などの引き落としもできなくなります。めんどうな手間が確実に・・・
日本では、死後24時間経過してからでないと火葬ができないと法律で定められていますので、遺体が腐敗するのを遅らせるためにドライアイスを注文しておくようにしましょう。ドライアイスは、ネットで検索すればすぐに見つかります。アマゾンや楽天なら翌日に到着しますが、本来すぐに必要になるものですから、なるべく早いタイミングで注文しておくようにしましょう。遺体の状態を元気だった頃のように保つためには、亡くなってから4時間以内、できれば亡くなった直後・・・
病院や施設などで臨終を迎えたら、数時間から最大1日の間にはそこから外に運び出さなくてはなりません。一般的には、すぐに葬儀社や搬送業者を手配して、遺体を自宅または遺体安置施設へ運搬しなくてはなりません。遺体の搬送は、専用の寝台車や霊柩車である必要はありませんから、自家用車で運ぶことに何の問題もありません。もちろん、病院から「死亡診断書」を受け取って携行してください。そうしないと、殺人事件の可能性があると疑われてしまいます・・・
自宅では、布団を敷いて遺体を寝かせて上げてください。夏場なら、いかに部屋を冷やすかが肝心かなめです。保冷剤やドライアイスがあると、腐敗を遅らせることができます。冬場であれば、暖房をなるべく控えて遺体が温まらないようにすることがポイントです。冬場でも保冷剤やドライアイスがあると、腐敗を遅らせることができます。布団と床の間には、ビニールシートを挟む場合もあります。遺体から血液や体液が漏れ出すこともあります。栓をしていない水・・・
亡くなった後、遺体は時間の経過とともにどんどん変化していきます。遺体はどう変化していくのかをざっと理解しておくことが必要です。そのままの状態ですと、液漏れがあったり、周りを汚してしまうことも少なくありません。余計な手間が増えますので、冷房を使ったり、ドライアイスを使ったり、なるべく冷やして、遺体の変化を遅らせるようにしましょう。人間は死亡すると心臓が止まるので、必然的に血液の流れも止まり、血液は体の地面に近い部分へと溜・・・
火葬場は予約が必要です。基本的には住民登録のある自治体で火葬の予約をしてください。法律では、亡くなってから24時間以内に火葬することはできません。これは殺人事件の場合に証拠隠滅を阻止するためと考えられています。火葬場に電話をして、以下のことを確認してください。何日の何時何分に到着すればいいか?火葬場のどこに車を付けるのか?支払いは市役所か?それとも現地で支払うのか?骨容器(骨壺)は持ち込みか?現地で販売しているか?・・・
棺桶はネット通販で購入できます。棺桶もピンキリですので、自由に好きなものを選んでください。大型荷物になりますので、送料が別途かかる場合もありますので、注意して購入してください。ワンタッチ組み立て式のものも販売されていますので、こちらが便利かもしれません。棺のサイズについては、一般的に尺で表現されます。 1尺=約30cmと覚えておくとよいでしょう。サイズの目安は身長が165cm~170cm位の方の場合、6尺サイズで納棺できます。・・・
納棺とは、遺体を棺の中に納める作業のことを言います。仏式では、お通夜の前に行われますが、自宅に搬送してすぐに納棺してしまう場合も多くあります。最近では納棺を専門に行う納棺師や葬儀社などに依頼することも多くなっていますが、元々は親族などが自分たちで行うものでした。故人に死装束を着せるならこのタイミングで行います。ひとりで着替えをさせることはかなり難しいものです。納棺の際には、故人の愛用していたものなどを副葬品として共に納め・・・
骨壺もネットで購入できます。様々な種類の骨壺が販売されていますので、お気に入りのものを選んでください。いくつもサイズがあってわかりにくいですが、骨壷には、2寸(直径約6.5cm×高さ約7.5cm)から尺寸(直径約31.5cm×高さ約34.0cm)までのサイズがあります。小さいものはペット用だったり、手元供養としてずっと置いておくためのものだったりします。大人の遺骨を全て納めるのであれば、6寸や7寸サイズの骨壷を利用するのが一般的です。・・・
病院からもらった「死亡診断書」は、役所へ提出する「死亡届」となっています。今後の手続きに必要な場合がありますので、何枚かコピーしておくとのちのち便利です。「死亡届」に必要事項を記入したら、役所へ提出します。印鑑も必要になりますので、忘れず持参しましょう。「死亡届」は夜間・休日でも受け付けていますので、火葬日前日までに手続きしてください。役所から「火葬許可証」が発行されます。この「火葬許可証」は火葬場にもっていく必要が・・・
火葬場まで棺を運搬するためには、まずレンタカーを手配しましょう。棺桶は180センチ程度の大きさですから、通常の車では運搬できません。フルフラットになるワゴンタイプの車を用意しましょう。荷台のある軽トラックや貨物用車両でもかまいません。レンタカー会社によっては、契約事項に遺体の搬送を禁止するような文面がないかどうか確認してください。車に棺桶を積み込んだら、火葬場へ向かいます。到着したら、火葬場の職員さんが入口で出迎えてくれま・・・
火葬場職員さんの案内のもと、火葬炉の前で故人と最後のお別れをして出棺となります。基本的に火葬場での写真撮影は禁止されています。1つは他の家族のプライバシーを守るため。もうひとつは、火葬場職員さんに対する配慮のためです。火葬には、1~2時間ほどかかりますので、その間、待合室やロビーで収骨を待ちます。アナウンスが流れるか、職員さんから声がかかったら、収骨となります。遺骨を骨壺に納めます。火葬場から「埋葬許可証」が発行されますの・・・
火葬場で遺骨になったら、あとは自由にしてください。自宅に持ち帰って気が済むまで置いておくのもいいですし、自宅に持ち帰らずに散骨してしまう場合もあります。一般的な納骨のタイミングはさまざまです。火葬を終えた当日に行う場合もありますし、しばらく自宅に安置する方もいます。すでにお墓がある場合には、四十九日や一周忌の法要に合わせ納骨することが多いですが、お墓がない場合は、一周忌までの猶予期間の中で、お墓を購入するのか、散骨するのかなど・・・
「死亡診断書」または「死体検案書」の受け取り病院で亡くなった場合には担当医師から「死亡診断書」が出されます。また、自宅など病院以外で亡くなった場合には警察署から「死体検案書」出されます。これらは死亡を第3者が証明してくれている書類です。殺人等の犯罪でないことの証明です。大切な書類ですから、無くさないようにしてください。以後の手続きで必要になることもあるので、コピーをとっておくとよいでしょう。「死亡診断書」または「死体検案書」の・・・
故人が残したゴミを片付けるだけでなく、故人が使用していたものの整理をしたり、手続きを進めることも必要です。社会保険関係や国民年金受給の件は前述しましたが、それ以外にも、クレジットカードを止めること。携帯電話を解約すること。自動引き落としになっていた光熱費などの請求先を変更すること。保険証券や株券などの対応。相続手続きを税理士に依頼することなどがあります。・・・
故人が大切にしていた遺品を整理することも行わなければなりません。特に決まりはありませんが、四十九日をめどに行う場合が多いようです。賃貸物件を退去する必要があったり、このタイミングで不動産を売却する場合もあるでしょうから、やることはたくさんあります。遺品整理業者もたくさんありますが、自分で遺品整理をすることをお勧めします。遺品整理を通して、故人との思い出を懐かしく振り返ることで、混乱している自分の気持ちを整理することにもつながります。・・・
フェイスブックやインスタグラムなどのSNSを追悼アカウントに変更すると、つながりのある人が故人を偲ぶ場所としてシェアして利用することができるようになります。新たな投稿はできなくなりますが、過去に投稿した写真や文章などはそのままの状態で残ることになります。それ以降は一切ログインできなくなりますから、アカウントが乗っ取られる心配もなくなります。その際に、「追悼アカウント管理人」を設定することになります。「追悼アカウント管理人」は・・・
故人の遺骨を散骨する場合、最も気になるのはやはり「粉骨」でしょう。まだ形の残っている遺骨を粉々に砕く作業に、抵抗を感じる人は少なくありません。ですから、「粉骨」だけを業者に委託することができます。アマゾンや楽天などのショッピングサイトでもすぐに粉骨業者は探せます。もちろん、これらのショッピングサイトには、「粉骨」だけでなく「散骨」も出ています。両方セットで受け付けている業者もありますが、基本的な料金設定は「粉骨」と「散骨」・・・
粉骨には資格や許可、認可などは必要ありません。自分の手で粉骨をすることは、弔いになります。とにかく、遺骨を細かく粉骨しなくてはなりません。遺骨をそのままの形で放置すると、墓地埋葬法に抵触してしまいます。必ず細かく砕いてから撒かなくてはなりません。多くの粉骨業者や散骨業者は、骨片を2ミリ以下にすることを推奨しています。骨壺の中には不純物が混じっていることがあります。入れ歯の金具やかぶせていた銀歯などが混入している場合もあります。・・・
自分の手で散骨することで、故人に対する心のこもった弔いができます。葬式をやらなくても済みます。わざわざ高額な費用を捻出して葬式をやったところで、多くの参列者は付き合いで来ていることがほとんどです。遺族がすぐそばにいなければ、だいたい違う話をしています。時には冗談を言い合って笑っていたりするものです。そんなお葬式をわざわざやる必要があるのでしょうか?確かに、故人が社会的に活躍していた場合や2世に会社を引き継ぐような場合に、葬式は社会的な意味合いを持ったり、ビジネスを継続させるために必要な手段であったりもします。ですが、一般人にとってのお葬式には・・・
散骨するのに必要な資格はありません。散骨は違法でもありませんから、基本的はどこでもできます。遺骨を細かく砕いた状態なら、法的に遺骨ではなくなりますから、墓地埋葬法の適応を受けません。ただし、海水浴場、漁場、養殖場の近くは散骨禁止です。観光地の浜辺や漁業組合が管理する防波堤も禁止されています。海には所有者がいません。「海が誰の所有物でもない」ことは、最高裁の判決でもはっきりと明らかにされています。海洋散骨がポピュラーになった昨今・・・
遺骨の形状を残したまま、土に埋めるのは違法行為にあたりますが、細かく砕かない骨であっても、土に埋めてしまうことは違法です。法律上、散骨とは地上に散布することを指します。散骨したあとに、土をかけることも違法行為になります。それでは、土中に埋めたことと同じになるからです。ですから、葉っぱをかけるようにしましょう。葉っぱに埋もれていることで分解が早くなります。枯葉でも花びらでもかまいません。分解して土に還ってしまえば、もう見た目では・・・
自分の土地なら誰に許可を取る必要もありません。自宅の敷地内に散骨することは違法ではありません。庭付き戸建て住宅をお持ちの方は庭に散骨しても構いません。散骨する際には注意すべき点がいくつかありますので、いくつかの注意点を守って散骨してください。遺骨の埋葬については、「墓地、埋葬等に関する法律」によって規定されています。そこには「遺骨を埋めることができるのは墓地のみ」ということが明記されています。通常の自宅の場合、登記上の地目は・・・
海水浴場以外の海岸で自分で散骨するなら、費用は一切かかりません。砂浜でも岩場でもOKです。海洋散骨の場合、散骨業者経由で船をチャーターして沖合に出るための費用がかさんでいるものです。しかし、粉骨も散骨も自分で行うなら、これらの費用は一切必要ありません。海岸から海に向かって散骨をすることは違法ではありません。もちろん、必ず粉骨した細かい粉を撒くようにしてください。形状を残したままの遺骨は法律に抵触します。粉になった遺骨は、法的な意味・・・
ひとくちに「堤防」と言っても、「防潮堤」や「防波堤」があります。「防潮堤」は、陸上にあって、高潮・高波・津波などの浸入を防ぐための堤防のことで、「防波堤」は、海の中にあって、外洋からの波(風波、津波)に対して港の内側を波立たせないためのものです。多くの「堤防」は国の所有物で、国土交通省が管理しているものと、都道府県に管理を委託しているケースがあります。道路沿いなどに「防潮堤」は多くあります。「防潮堤」は立入できるところがほとんどで・・・
手漕ぎボートで少し沖合に出て散骨するという方法もあります。カヤックやレジャー用の小型ボートを用意して沖に出ると、完全プライベートの散骨が可能になります。ボートは、大きさや形もさまざまです。中にはその都度空気で膨らませて使用するインフレータブルタイプのものもあります。エンジンが付いていないボートは船舶免許が不要ですから、誰でもそのまま使えます。自分のスタイルに合ったものを用意するとよいでしょう。ネット通販でいろいろなものが購入でき・・・
山で散骨をするためには、所有者の許可を取る必要があるのですが、自分で購入してしまえば、誰の許可も要らなくなります。最近は、山を購入する人たちが増えています。2023年ごろには、プライベートキャンプ場を手に入れたいという方たちがこぞって山を購入しました。それでも、山は安価で手に入れることができます。自分が所有している山に散骨するのは合法です。墓を購入して管理費を払い続けるくらいなら、山を購入してしまったほうが得策であるとも言えます・・・
田畑を所有している方は、農業従事者ですから、ご存じだと思いますが、「田畑に散骨することは禁止されている」ことは理解されていることでしょう。タイの田舎の農村では田畑に散骨することもあるそうですが、日本では人骨を撒くことはNG行為です。しかし、田畑に牛や豚、鳥の骨を撒くのは問題ありません。実際にカルシウム成分を補う肥料として動物の骨は撒かれています。畑のカルシウム成分は、生長時のサポートとなります。細胞分裂を促し、細胞壁を丈夫に・・・
散骨用の家族墓スペースを手に入れることもできます。将来的に自分で散骨していくなら、散骨専用スペースを手に入れるのはいいアイデアかもしれません。いつでもお参りに行けますから、既存の家族墓のような使い方ができます。現在お墓をお持ちでない方、お墓を購入するのに費用が高すぎて悩んでいる方にも朗報でしょう。寺の檀家になるわけでもなく、墓石建立費用に莫大な費用がかかることもありません。霊園のように管理費を請求され続けることもありません。・・・
【葉山の谷戸へ山林散骨】
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