骨さえも残さない裏社会の手口をヒントに、世界的な墓不足の対策を考えてみることも必要かもしれません。くれぐれも、やくざのやり方の真似をすればいいと言っているわけではありません。社会問題に直面し、今後の対策をひとりひとりが地球の未来を考えていく時代だからこそ、現実から目を背けずにヒントにしていくことが善ではないでしょうかと申し上げています。
遺体をドラム缶に入れてコンクリート詰めするやり方は、お勧めできません。肉体が腐敗すると、おのずとガスが発生します。このガスは強力で、コンクリートを割って亀裂が入ってしまいます。監察医にはこの亀裂でコンクリのなかに人間がいることがすぐにバレてしまうそうです。バレないためには、建築のようにコンクリートに砂利や鉄筋を混ぜて強化する必要があります。空き地に穴を掘って遺体を納めて、上からコンクリートで覆うやり方も同じ理由からお勧めできません。
最近では、もっぱら、道路に敷くアスファルト合材の処理工場を利用するそうです。この工場では、砂利とガラとコールタールとを約3000℃の熱処理で混ぜて仕上げるのですが、業者と懇意になって、処理プラントに遺棄することで、うまくいくようです。非常に高温のため、肉から骨まで全部溶けてしまうそうです。溶けてしまえば、DNA鑑定も行えません。業者につてがあれば、1体当たり100万円程度で請け負ってくれるそうです。
もっと現実的な方法は、ペット用の移動火葬車を購入する方法。1台あたり150万円程度で購入できます。40cm間隔で人間の身体を切り刻んで、90分間燃やすと骨までキレイになくなるそうです。
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