ひとくちに「堤防」と言っても、「防潮堤」や「防波堤」があります。「防潮堤」は、陸上にあって、高潮・高波・津波などの浸入を防ぐための堤防のことで、「防波堤」は、海の中にあって、外洋からの波(風波、津波)に対して港の内側を波立たせないためのものです。多くの「堤防」は国の所有物で、国土交通省が管理しているものと、都道府県に管理を委託しているケースがあります。
道路沿いなどに「防潮堤」は多くあります。「防潮堤」は立入できるところがほとんどで、座って海を眺めている人なども頻繁に見かける場所です。多くの場合「防波堤」は港の中にあります。港に関しては、国営から県営、市町村営、民営、組合営などさまざまです。一般に、港湾内は漁業禁止ですが、港湾に「関係者以外立ち入り禁止」と表示して、釣り人を締め出しているところと自由に立ち入りできるところがあります。出入り禁止の場合には立ち入りしないようにしましょう。
「防潮堤」や「防波堤」でも、一般の人たちが立ち入ることができる場所はたくさんあります。そういった場所では、釣りをしている人たちや写真をとっている人たちなどを多く見かけることができます。そういった場所なら、海に向かって散骨をすることができます。「堤防」自体は、誰かの所有権がありますから、防潮堤の上に遺骨を撒くことはできませんが、海には所有権が存在していません。海釣りのポイントで散骨するのがおすすめです。
「堤防」の場合にも、業業関係者や近隣住民に不快な思いをさせるのはタブーです。散骨現場を目撃されてしまうのとトラブルに発展してしまう可能性があります。相手の立場や気持ちを考えて行動するようにしましょう。目立たないように行なうようにしましょう。
【葉山の谷戸へ山林散骨】
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