●トップページ>チャプター05:スピリチュアルの視点から見た散骨>最高の死とは・・・by 小林正観氏(0158)
私は今この瞬間に死んでも全く悔いはありません。 なぜかというと何も持っていないから。 何もつかんでいないから。 手放しているから。 たくさんのものを持っていればいるほど 死ぬことがものすごく辛くなります。 前半生を過ぎた人は、 同じ年月をかけていかに手放せるかの作業が始まります。 峠に向かって二つの風が吹いていて、 努力という風は、常に峠に向かって吹いています。 それで努力して手に入れて自分のものにしていくという作業は 人生の真ん中までは追い風です。 神様は、人生の真ん中までは努力をしても応援してくれるのです。 しかし、人生の真ん中を過ぎてからは、 今度は得たものにいかに執着しないで 必要な人に手渡せるかということが始まる。 ですから、峠を登り終わると努力は逆風になります。 それで完全に自分が死ぬ3秒前、2秒前、1秒前となったときに 「私は自分の中で全部手を離して自由になることができた」 という状態で死ぬことを最高の死と言います。
Copyright (C)【HANASAKAJISAN】2024-