●トップページ>チャプター04:仏教や神道など宗教からみた散骨>成仏とは(0168)
成仏は、仏教の考え方です。仏教において霊魂は不滅ですが、何万回も輪廻転生を繰り返すことになるので、一度成仏すれば終わりということにはなりません。仏教では、49日間の猶予の中で、「この世への未練を断ち切る」ことさえできれば、成仏できます。たったそれだけのことなのですが、成仏をしないとこの世とあの世を永遠にさまよい続けることになります。どうも49日間の中で成仏する決心をしないといけないようです。チャンスは一度きりだそうで、一度さまよったら永遠にさまようことになるそうです。ところが、100年も経てば、自分の知り合いはみんな死んでしまって成仏していってしまうので、自分だけが取り残されることになるようです。成仏をすれば、また生まれ変わるチャンスが用意されているのですが、未練を断ち切れなかった魂が幽霊となってさまようのだそうです。だから、幽霊はどうもアンニュイでスパっとしない感覚なのですね。ちなみに、キリスト教には成仏という概念はありません。
【葉山の谷戸へ山林散骨】
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