●トップページ>チャプター10:ペットも大事な家族の一員だから>ペットとのつながりは切れない(0176)
さまざまな姿形をした動物が、ペットという形で家族の一員になり、私たちと一緒に過ごすことがあります。ペットは、人間の言葉を使った会話はできなくても、互いに心が通じ合っていると感じられるような大きな存在であることは間違いありません。そうした心のつながりを感じられた相手は、時に人間同士のつながりよりも、ずーっと深いところでつながれるかけがえのないパートナーです。損得関係を持たない魂同士の純粋なつながりは、俗世間の見栄も損得勘定もしがらみも上下関係もないところにある純粋なつながりです。
ペットを飼う人は、人間社会の広く浅い交流を増やすよりも、純粋な魂とのつながりを大切にすることを選んだ人です。そういう人は、人間関係の中で孤独を感じやすい人なのかもしれません。ですが、寂しさの中で心のすき間を埋めるためにペットを飼うことになった人もいますし、ペットを飼いだしたことで、人との交流よりも大切なことに気付いていく場合もあります。どちらにしても、ペットを飼う人は、心の優しい人で、生きていく中で本当に大切なことに気付ける魂の持ち主であるとも言えます。
動物は、ペットとして人間のそばで暮らす場合だけでなく、野生動物として生きる場合があります。野生の動物たちは、生存本能や防衛本能を身に着けて、自分の遺伝子を残そうとするための学びをしています。これに対して、人間のそばで生きる彼らは、自分のことだけでなく、愛を伝え、分かち合い、誰かと共感するような学びをしながら、同時に私たちにも愛を学ばせてくれます。私たちのそばで暮らすペットは、野生動物に比べて魂の次元がより人間に近く、何度も生まれ変わっている存在のようです。より複雑な感情を理解できるため、次は人間として生まれる直前の段階であったりすることも多いようです。
前世とのつながりで、あなたの元に、その子がやってくる場合もあります。前世のあなたは、すでにその子と出会っていた可能性もあります。ペットは人間よりも生まれ変わりのサイクルが早いので、あなたを探して何度も生まれ変わっている可能性があります。彼らは、お金や権威などは考えていません。彼らは愛だけを考えている存在です。その分だけ、あなたのことをあなた以上にずーっと忘れないでいてくれているはずです。ペットと飼い主は、互いに学びを与え合ったソウルメイトであって、ソウルメイト同士である魂は、きっと次に生まれ変わった場合にも出会うと考えられます。その子とのつながりは、肉体が滅びても決して切れることはありません。永遠に続きます。失ったことで悲しむよりも、原点に返ってもう一度考えてみれば、そんな素敵な魂と出会えたことにこそ感謝をするべきなのかもしれません。
【葉山の谷戸へ山林散骨】
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