●トップページ>チャプター06:検証の結果、散骨樹木葬が最も賢い選択>これから求められるお墓のカタチ(0196)
これから求められるお墓のカタチとは・・・ ●永久に管理費などの費用がかからないこと ●永久に遺骨がゴミとして処分されないこと ●いつでも会いに行ける身近な存在であること
グローバル化が進む世界では、お墓はすでに縮小傾向にあります。人口爆発が進む世界では、新たな都市開発を邪魔する存在として認識されつつあります。そんな流れの中で世界中で広がる「散骨」ですが、これからも「散骨自然葬」はますます広がっていくことはほぼ間違いないでしょう。
散骨自然葬は大きく分けると海洋スタイルと山林スタイルがあります。広大な海が故郷で故人のお墓にふさわしいと思う方は、海洋散骨の方が合っているのかもしれません。人目につかないように海に行って流してしまえば費用もかかりません。
個人的には、海は嫌です。海が故郷だとか自分の墓場だとはどうしても思えないからです。これは、あくまでも勝手な個人的な意見です。私には、故人と向き合いたくなる瞬間があります。ですから、私にとってお墓は必要です。ですが、経済的な負担を強いられながらお墓を維持する気はありません。ですから、私の選択は、野山への散骨一択です。
海に行けば、そこで故人とつながれるほどのスケール感は、私は持ち合わせていません。どこまでも広がっている海全部が、故人が眠っている場所なんだとはどうしても思えません。少し現実的ですが、潮に流されてばらばらになってしまっているでしょうし、魚の餌になってしまうのは嫌です。いずれクソになります。私はクソになりたくはありません。サイズ的にも、私にとって海は広すぎます。私は自然の森くらいのサイズ感がちょうどいいと感じています。細かくなった骨が土に還るのは、きっと数年なのだと思いますが、その栄養分が土に変わって、そこにそびえる大きな木に吸収されて、新芽になって、枯葉になって・・・と考えると、本当に自然循環の中に還っていったと感じられます。
お参りする側にとっても、四季ごとに移り変わる森を遠くから拝めばいいだけです。森の中に入って森林浴や瞑想もできます。お参りすることで癒しをもらうことができます。森の一部になった故人も持続可能な地球環境に貢献していることになります。お参りする遺族にとっても心の拠り所として役に立ちます。どちらにもメリットがあります。
【葉山の谷戸へ山林散骨】
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