遺体を自宅に安置している時にも、誰かが突然訪ねてくる可能性があります。「最後にもう一度顔を見たい」と駆けつけてくる場合があります。玄関や家の中を少し片づけておくことも必要でしょう。足の踏み場もないほど散らかった状態では印象が良くありません。
遺体を安置している段階でも、一般的にお線香をあげる習慣があります。お線香を準備する場合には、線香立ても必要になります。中に入れる灰は、草木灰でも、水晶のさざれでもかまいません。ローソクやローソク立ても使用します。これらは全てネットで購入できます。お線香でなくても一般的なお香を使っても問題ありません。お線香やお香の目的は、遺体から発せられる腐敗臭をわかりにくくする目的もあります。
故人の写真をポートレートにして飾るのもいいでしょう。元気だったころの素敵な写真があれば、プリントアウトして額に入れましょう。大きさは何でも構いません。カラーでもモノクロでもかまいません。
祭壇が必要ならネットで購入することができます。仏式でも神式でも、白木を用いたものです。一般的な構造は2~3段ですが、特に決まりはありません。生花があれば、一緒に祭壇に飾るといいでしょう。ちょっとしたお花があるだけで少し心が安らぎます。祭壇は、ローテーブルに白い布をかけて代用することもできますから、必須アイテムではありません。祭壇の飾り方にも、特に決まりがあるわけではありません。 |