火葬場で遺骨になったら、あとは自由にしてください。自宅に持ち帰って気が済むまで置いておくのもいいですし、自宅に持ち帰らずに散骨してしまう場合もあります。一般的な納骨のタイミングはさまざまです。火葬を終えた当日に行う場合もありますし、しばらく自宅に安置する方もいます。すでにお墓がある場合には、四十九日や一周忌の法要に合わせ納骨することが多いですが、お墓がない場合は、一周忌までの猶予期間の中で、お墓を購入するのか、散骨するのかなど、今後の方針を決めていくことが多いようです。
手元供養もひとつの方法ですが、遺骨のまま自宅に置いておいてもいいですし、粉骨して細かなパウダーにしてから安置する場合もあります。どうすればいいか、なかなか答えは出しにくいものですが、心を決めかねているのなら、先に粉骨しておくのがおすすめです。どんな方法にも対応しやすいからです。粉骨は自分で行うこともできますし、業者に依頼して代行してもらうこともできます。自分で粉骨をするなら、フードプロセッサー、すり鉢、すりこぎを用意してください。
粉骨した骨は、すでに法律上の「遺骨」という扱いではありませんから、何をするのも自由です。素敵な容器を購入してそれに入れてリビングに置いておくのもいいですし、高額ですが、ダイヤモンドに加工することもできます。石膏粘土に混ぜて仏像を作ってしまう方もいますし、リフォームの際に壁に一緒に塗り込んで守り神になってもらう人もいます。家庭菜園の骨粉有機肥料にもなりますし、砂時計の砂として利用することもできます。お墓を弔意せずに散骨するなら、どこに散骨するか場所を検討するようにしましょう。
【葉山の谷戸へ山林散骨】
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