故人が大切にしていた遺品を整理することも行わなければなりません。特に決まりはありませんが、四十九日をめどに行う場合が多いようです。賃貸物件を退去する必要があったり、このタイミングで不動産を売却する場合もあるでしょうから、やることはたくさんあります。遺品整理業者もたくさんありますが、自分で遺品整理をすることをお勧めします。遺品整理を通して、故人との思い出を懐かしく振り返ることで、混乱している自分の気持ちを整理することにもつながります。
遺品整理では、まず、捨てるべき不用品と残しておく大切な遺品とを区分けする必要があります。テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、カメラ、ドライヤー、携帯電話、パソコンなどの家電はリサイクルできますから、引き取ってもらうとよいでしょう。鍋やフライパンなどの調理器具もリサイクル可能です。ベッド、ソファ、タンスなどの大型家具や衣類なども引き取ってもらえるはずです。これらは、リサイクルショップやフリマアプリなどで売れる可能性があります。いずれも二束三文に値踏みされ、いくらも値段が付かないことがほとんどですが、一般廃棄物としてゴミに出すだけでもお金を払う場合が多くありますので、それよりはマシかもしれません。骨董品やレアな趣味アイテムなどはオークションなどに出してみたり、鑑定に出してみたりするのもよいでしょう。形見分けとして家族や親戚に引き取ってもらうのもいいかもしれません。車椅子、介護ベッド、紙おむつなどの介護用品は、寄付を募っている施設に問い合わせて引き取ってもらいましょう。
細かいものを整理するには、大量のビニールゴミ袋や段ボールを用意しましょう。引越しをするときと同じ要領で、ダンボールに梱包分類ごとにマジックで内容物を記載し、ガムテープでとめていきましょう。故人が愛用していたものは、ゴミとして捨てることに少し抵抗がありますが、すべてそのまま保管しておくわけにもいきません。一般的なリサイクル市場で価値が付かないものは、「お焚き上げ供養」を依頼することも検討してください。古い写真アルバムや賞状などの故人ゆかりの品々をお焚き上げ供養することが多いようです。ビニール製品やプラスチック製品などはお焚き上げできない場合もありますので、事前に確認するようにしてください。
【葉山の谷戸へ山林散骨】
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